45)杉の天井板が張られました。
大工工事の壁下地工事が一区切りついたので、天井工事を段取りしました。
天井工事は下地組工事が肝心です。
天井が石膏ボード下地の和紙張りの場合と無垢の杉板などの場合では異なります。
石膏ボード下地の場合は重さも有りますので細かめに作ります。
杉板のは杉が軽いため、細かめにはいりませんが、板を張るとかにかなりの気を使います。
杉の赤身と白太の色と木目です。
そのバランスを見ながらどのように張るかによって仕上がりが違います。
木目と赤、白の色を現場に納品された板を吟味してどのように張るかを見極めて張ります。
杉の色は赤と白の色があり、一枚の板のなかでも芯に近い赤身と樹皮に近い白太が混ざることがあります。
また、板の木目を見ながら天井全体として自然な木目になるように並びを見ながらレイアウトします。
同じ縁甲板を張っても色や木目を見て張ることが出来る職人は少なくなっています。
その気持ちと職人の美意識が有り難く思います。
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