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60)外部木部の塗装

大工工事の最後に作られた木の格子を取り付ける前に塗装します。

 

外部の環境は近年のゲリラ豪雨や雨が続く日が多く、外部に木材を利用する場合は耐久性の確保が重要になります。

 

雨に強いアフリカや東南アジアの木材も販売されていますが、国産材をリーズナブルに利用するためには、杉の赤身の強い部分を利用することが効果的です。

 

さらに、撥水性能を高めることでさらに耐久性を高めます。

 

以前は植物油の自然塗料を使っていましたが、長い間の経過を見ると顔料は残っていますが脂分が抜けるのが早く、水の滞留が多くなることがわかりました。

 

紫外線による劣化を防ぐ顔料による色は残っているのですが、水はけが悪くなることで腐食が進みやすいのです。

 

木の家散歩

今回は木の呼吸を妨げないで、かつ撥水性が高いものを選定しました。

 

特に海に近いので海風に吹かれた雨が吹き付けることも考えられますので、撥水性塗料を二回塗りします。

 

外部の格子、ウッドデッキ、木製門柱と木製フェンス、門扉など木の家の顔を飾る漆喰系左官材と木製格子を長い間にわたって、なるべくお手入れを少なくして維持できることはデザインとコストと併せて気を使うところです。

 

長持ちする自然素材のデザインを応援してください

o(^-^)o