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6)模型のプレゼン

基本設計の途中で模型のプレゼンを行いました。

 

建て主の方にとっては間取りに始まって間取りに終わるといわれるほどに、平面プランニングが最も注目されるところかと思われます。

 

その間取りが決まってくれば

 

床、壁、天井の仕上げ

窓の大きさと位置

収納や家具の詳細

キッチンや浴室の設備の内容

冷暖房や給湯方式

照明

外構

 

などというように確認してもらいます。

 

その途中で実際の立体的空間や家の形、町から見たときの景観、内部空間の関係など、三次元的な空間把握が重要です。

 

実際に木の家ができて生活するようになると、間取りよりも空間の体感が長い間にわたって影響してきます。

 

私たちは当然のごとく三次元的空間で生きているのですが、実際の家づくりでは間取りで決めて終わってしまう家づくりがほとんどのようです。

 

そこで、基本設計の中などで模型や3Dグラフィックなどで検討して、建て主の方にも確認して頂きます。

 

木の家散歩

大きな切妻屋根の三角形を玄関アプローチの部分を切り取ったようなフォルムです。

 

木の家散歩

玄関アプローチ側から見た景観です。

 

屋根材は瓦としましたので全体としては大きな屋根のように見えます。

 

バルコニーと屋根の張り出しがおおらかに見えます。

 

木の家散歩

瓦葺きの屋根の場合は軒先の出寸法や三角形の部分=けらば屋根の出寸法をきっちりと決め込まなくてはなりません。

 

建蔽率をオーバーしないように外壁から1メートル以内に屋根の出を押さえながら、模型による検討を行います。

 

木の家散歩

 

北側は外壁が雁行するためなおさら微妙な寸法検討が構造的にも必要になります。

 

屋根形状はこの模型の形から若干変更することになりました。

 

おおむねの内容のご了解を頂きましたのでいよいよ実施設計に入っていきます。

 

間取りと同様に空間を意識して設計確認しましょう