7)長期優良住宅に適合しました
設計の内容をご説明するのは、工事の内容に比べて難しいです。
工事は目に見える形で進みますので写真などでも理解し易いのでが、設計は図面ができても専門的でわかりにくいです。
そもそもじっと考えて、悩んで、行ったり来たりするところを説明されても面白くないですからね。
しかし、今回ははっきりとした結果でました。
調布の家の長期優良住宅の設計技術審査の適合書が交付されました。
この沢山の書類と図面、熱損失計算書のほかに、ビル建築と同じ構造計算方式の許容応力度計算による400ページにもなる構造計算書が提出されました。
長期優良住宅は国が進める住宅の長寿命化の施策の柱で、耐久性、高強度構造性、断熱性、維持管理性などの性能が一般の住宅に比べて高い住宅を推奨する制度です。
詳しくはこちらをご覧ください。
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調布の家はそれだけではありません。
木の家づくりネットワークの新・あぜくらの家 のコンセプトで造る設計です。
木の家を杉の厚板=あぜくら板で床、壁、天井を包み込んだ、木のパオのような家です。
その新・あぜくらの家の木に囲まれた快適な居住性と長期優良住宅の各種性能、そして都市の木の家としてのデザインを融合させることができたのは、地味な積み上げるような設計があってこその成果です。
木の家づくりネットワークの標準的なコンセプトである新・木組みの家の造り方では長期優良住宅の仕様は難しくなく可能です。
同等以上の性能です。
新・あぜくらの家ではあぜくら板と木の断熱材・セルロースファイバー=木の繊維の厚みが89ミリから100ミリあるために、その両方をどのように床、壁、屋根に共存させるかが課題でした。
しかも、一枚も合板は使わない、オール無垢の木の家です。
屋根は瓦を使いながらシンプルモダンデザインでまとめ、太陽光パネルの搭載も検討中です。
設計の作業にも思った以上に時間がかかり、施主さんにはご心配をお掛けしましたが、じっくり待って頂いた甲斐があり、適合できました。
本当に感謝の気持ちで一杯です。
普通ならとっくにお叱りを頂いていたでしょう。
しかし、まだまだ詰めがあります。
これからが詳細の検討に入っていきます。
気を引き締めて、沈思黙考と設計進行。
少しでも良い木の家を