72)仕事初めは無垢の家具造り
2012年の仕事始めは調布の家の家具造りです。
現場の工程が少し遅れ気味ですので、普通なら正月は一週間ほどは休みとするのですが、今年は早めにスタートです。
新・あぜくらの家は無垢の木で家全体を包み込むように作りますので、大工が造る「造り付け家具」も無無の木で造ることになりました。
杉の厚さ2、5センチ、巾17センチの厚板を一枚一枚組み合わせて、一枚のパネルにするように作ります。
端が凹凸の加工された厚いフローリングのような板を組み合わせると板になりますが、設計上の寸法にあわせて大きさをカットしながら組み合わせていきますので、少し手間が掛かります。
カットしたところをカンナをかけて綺麗にして、角を触っても痛くならないように面取り用の面取りカンナを使って面を取ります。
ウォークインクローゼットの仕切り板を作っています。
杉の板が組み合わされているのがわかりますね。
最後の板を組み合わせるために、ビスを打ち込んでいます。
奥に小棚が付いたクローゼットです。
ハンガーパイプを取り付けて、小棚の棚板を付けて、黄色い色をした石膏ボードに和紙を貼れば完成です。
コストダウンのために、和紙を張らずに石膏ボードだけで仕上げにすることもも可能です。
杉の赤白の色が綺麗です