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21)床下換気

温暖化の影響でシロアリの影響が懸念されます。

これから暖かくなってきますので、油断はできません。

土台や柱を腐れやシロアリから守るには以下のポイントが重要です。

1、基礎はベタ基礎で、水平部分の底盤と垂直部分の立ち上がりを一回のコンクリートで打つ「一体打ちベタ基礎」とする。

2、土台を国産の桧、栗、ヒバなどとし、柱は杉、桧とする。

3、床下の通風性を床下全周換気とする。

4、断熱材に発泡系断熱材(ウレタン、ポリスチレンなど)を極力使用せず、使用する場合はホウ酸防蟻を噴霧する。

5、浴室周りの防水性を高める設計施工とする。

このような仕様以外にも対策はありますが、特に有機系防蟻剤は健康被害の恐れや5年ごとに追加工事を継続しなければならないため避けたいところです。

これは、床下全周換気の様子です。

基礎の下が底盤です。

その上が立ち上がりで、両方とも一回のコンクリートで打ち込まれています。

入り隅の部分に隙間が無いため、シロアリの入り口になりません。

土台と基礎の間に約90センチ間隔の栗のパッキンがはさまれており、その間の隙間から風が入ります。

床下と土台が湿気の滞留で腐ったり、シロアリに食害を受けることが無いように保たれます。

基礎の途中の穴は電気用のスリーブで、配管が終わるとキチンと気密化されます。

外から見たところです。

ねずみなどが入らないように格子状の防鼠部材が取り付けられます。

この通気スリットは床下点検を行うために床下にもぐると、風が通り抜けるのを肌で感じることができます。

体験は百聞にしかずです