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28)瑕疵保険の構造、防水検査無事終了

屋根、外壁、耐力壁などの工事が完了したころに、瑕疵保険の中間検査を受けました。

自治体によっては木造二階建ての標準的な規模の場合に、建築基準法に基づく中間検査を実施していないところが多いです。

それに代わって、瑕疵保険会社による中間検査を受けることになります。

検査項目は敷地と住宅の位置、地盤との高さ、木組みの梁や柱の寸法、耐力壁と構造金物などの接合部、屋根やバルコニー^の防水などです。


検査員の方が梁や柱の寸法を一つ一つ確認して、耐力壁の骨太筋交いの位置や留め付け方をチェックします。

部分ごとに指差し確認しながら検査していきます。

北浦和の家の二階の床は火打ち梁という斜めの梁を使わずに、昨日のブログで紹介しました「剛床(ごうしょう)」の釘留めの内容も検査を受けました。

防水の内容も問題なく、検査は無事に終了しました。

検査後に検査員の方にお話を伺いましたが、一般的な住宅の場合は補強金物がほとんどの木組みの接合部に見えてくるのに比べて、独自に構造計算をして、引きボルト方式で接合しているので金物が見えてこないので、とても綺麗な構造だとお褒めを頂きました。

現在の木の家の構造は、後から付け足す方法で補強金物をビスや釘で留め付けて強度を確保しているのがほとんどです。

筋交いを留め付ける金物にしても、後から付けるので、数が限られた、少ない釘やビスで留め付けることしかできません。

したがって、30年、60年と長い時間に耐えうる耐久性が確保されているとは限りません。

伝統的木組みの力の考え方と現代の構造技術を融合させた、木の家づくりネットワークの「CFSシステム構造」の成果が現場レベルでも評価されました。

今後も施工の合理化とコストダウンを念頭に、より良き構造体作りを進めます。

検査による第三者チェックを