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31)電気工事も入ります

給排水設備工事とあわせて、電気工事も入ります。

電気工事は電力会社の引き込み幹線から住宅内の分電盤までの幹線配線を太い、黒色のケーブルで配線することから始まります。

その分電盤から照明やコンセントの機器の電気容量を計算しながら系統分けを行い、配線計画を行います。

エアコンや電子レンジ、洗浄便座などの単独で回路を設ける専用回路を配線し、その他のコンセントや照明などの系統を無駄の無いように配線していきます。

設計上は幹線、電灯、コンセント、空調・換気、弱電(電話・インターネット・テレビ・インターホンなど)のカテゴリー別に図面を作成しますが、工事はそれぞれの系統分けの検討をして、分電盤に系統を表示できるようにしておきます。


床下からの配線や天井からの配線、壁の配線など、建築部分の仕上がりを確認しながら進めます。

吹き抜けや天井高さの確認をしながら、場合によっては梁貫通も必要となりますので、構造設計上の検討を踏まえて、現場打ち合わせしながら進めます。

電気工事は大工工事と関連性が強い仕事です。

コンセントの高さや位置、天井に埋め込むダウンライト照明と下地の関連、コンセントやスイッチの穴あけなど、建築部分のほとんどに電気の配線があるからです。

水道配管は水周りだけですが、電気は室内外ほとんどの部分にあります。

大工工事と電気工事の連携が現場の進行上重要です。

大工と電気は相性が大切