2)スケルトンリフォーム
スケルトンリフォームは構造躯体が見えるように内装建材を解体して、依然とは異なる間取りや仕切りを作って仕上げるリフォームです。
木の家では柱や梁(柱に対して水平に組まれる床を支える太い木材)などの木組みが見えるように内装を解体して、場合によっては柱を取り除いたり、新しく柱や梁を組み込んで、間取りも変更するリフォームです。
今の間取りが使いにくかったり、生活スタイルや家族構成の変化などに対応するためにはスケルトンリフォームが必要です。
木の家はツーバイフォーやメーカーの商品住宅に比べて、比較的自由にリフォームしやすい特徴があります。
しかし、木組みを変更したり、間取りや窓、壁の位置を好きなように変更すればよいというわけにはいきません。
現状の木組みや構造の状態を調査して、耐震性を向上させつつ、間取りのほか、設備、機能性、収納、空間をより良くするためには、高度な設計力がとても重要です。
場合によっては新築以上に技術力が求められます。
また、普段は見えない構造体を現すことになりますので、状況によっては木組みの交換、設備配管の修繕など予想できない工事が発生することになり、予算管理、コストコントロールも重要です。
テレビ番組では極端な事例が紹介されたりしますが、まずは平穏で、心休まる住まいにするために日常生活をじっくりと見直すところから始めてください。