6)インテリアの確認ーグーグルスケッチアップ
木の家の形や空間構成をまとめていくと、インテリアの風景がどのようになるかを確認します。
特に家族の食事の中心となるキッチン、収納周りは、細部は別にしても木の家全体の中でどのように位置づけられるかは大きなポイントになります。
そこで、外観同様に内部にも入り込んだシミュレーションを行います。
当初の奥様の要望からキッチンはオープンカウンタータイプにしました。
家族全員参加で料理をしたり、パン生地をこねたり、配膳、片付けをみんなでやるために、シンク正面の立ち上がりを作らず、カウンターがオープンになる形です。
また、カウンターの素材を天然石、人造大理石、ステンレスなどの価格、特性を比較して人造大理石カウンターとしました。
また、ガスコンロの正面の壁も取り払ったフルオープンタイプも検討しましたが、既存の食器棚を利用するための壁が必要なことや、壁があっても閉塞感がないことをイメージ的に確認できたためこの案になりました。
シンクの下はゴミスペースでオープンにしています。
キッチンカウンターの背面側の収納はなるべく明るくすることや通風性の確保から二つの窓を天井一杯までの高さで設け、開閉はチェーンで行います。
さらに、西側のコーナーに位置するため、もっと光をと言うことで上部にトップライトを設けることを提案いたしました。
二階の面積を少なくするために一部セットバックしていたことが、ここになって偶然か、必然化は分かりませんが、利きました。
色はとりあえずの仮想色ですので、実際は杉の明るい、木目の見える造り付け収納になる予定です。
こうして、入居時に搬入する菓子工房の調理機器や洗面所、トイレ、ロフト、素材仕上げ、和室の床高さを高くすることなど、細部に亘って検討して基本設計がまとまってきました。
これから、いよいよ実施設計に入ります。