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74)青森ヒバの木のお風呂

調布の家の大工工事がほぼ終了しました。

最後のトリを務めるのが青森ヒバの板を貼ったお風呂です。

長期優良住宅では水周りの配管のメンテナンス性を高めるとの理由で、在来工法の浴室は事実上認められていません。

そこで、腰の高さまでのうニットバス=ハーフユニットバスを採用して、腰から上は在来工法の木のお風呂の造り方でを採用しました。

壁の防水下地の上から、下地調整の木材をとめて、青森ヒバの板を貼っていきます。


実は、建築壁とユニットバス、青森ヒバの壁の仕上がりについては、設計段階で詳細は決めていました。

どのようにそれぞれの部材が取り合うかを決めていましたが、実際には建築壁の微妙なズレやユニットバスのジョイント部分の動きなどによって、設計どおりにはいきませんでした。

そこで、大工棟梁と現場で何度も打ち合わせを行い、方針を決めて仕事に取り掛かりました。

このような細かい納まりでは、ここに限らず、他の部分でも生じました。

しかし、水周りのしかも耐久性に影響のある木材部分ですから、慎重に検討しました。


その甲斐もあって、綺麗に、水納まりもよく、耐久性もよい木のお風呂になりました。

最後の一枚の板を打ち込んで終了です。

ぴったり造っているので、カナヅチで打ち込まないと入りません。

青森ヒバのよい香りのするお風呂です。


そのほか、細かい仕事をまとめて終わらせるのに、大工も追い込みです。

これから他の職人が引き継ぎます