13)木のいえ整備促進事業の補助金交付が決定しました
調布の家の補助金交付の決定通知書が届きました。
調布の家は木の家づくりネットワークの「新・あぜくらの家」のコンセプトで設計されました。
ログハウスのような家を造りたいが、東京の街中にログハウスの外観では浮いてしまうので、インテリアだけでもイメージを実現したいというご主人。
偽者の木のイメージは好まない=本物の木の家をという奥様。
お二人のご要望を受け留めながら慎重に設計が進められました。
30ミリと24ミリの厚さの板で家全体を包み込む=木のパオとも言うべき造り方を基本に、耐震性、耐久性、省エネルギー性、メンテナンス性の性能を高め、地域木材を木組みに活用した木の家です。
性能表示住宅審査機関の設計技術審査に適合し、調布市の認定後に、木のいえ整備促進事業の補助金申請を行いました。
長期優良住宅の100万円の補助に、地域木材活用の20万円を加えた合計120万円の補助金の交付通知書が届きました。
単年度事業ですので、申請期間が9月末(8月末から延長されました)で、実績報告が翌年1月末ですので、設計と施工期間が限定されます。
タイミングが合えばよいのですが、そうでないと半年近く時間調整が必要になります。
遅くとも1月ぐらいから準備が必要です。
長期優良住宅のパッケージ商品があらかじめ用意されているビルダーやメーカーに比べて、設計事務所が自由設計で、細部の設計を詰めながら長期優良住宅の認定を得る事例はさほど多くないようです。
設計プロセスの中で粘り強く、ご理解を頂いた施主ご夫妻に依るところが大きかったと思います。
これでいよいよ着工です。
来年1月末日の実績報告まで、着実に工事を進めていきますので、まだまだ気が抜けません。
すでに基礎工事業者と木材を段取りする金山町森林組合、木組みを加工する金山匠大工はスタンバイしています。
「ボルト」並みのダッシュで、月末の上棟に向けてスタートです。
木組みの段階での現場公開が予定されていますので、改めてご案内させて頂きます。
子供たちの未来へ本物の木の家を