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11)家族全員のウォークインクローゼット

土地の広いアメリカでは家の収納や水回りは個室にワンセットが当たり前ですが、日本では豪邸でないとそうはいきません。

 

また、そんなにたくさんあっても、無駄ですし、エネルギー消費も増えますね。

 

すべてが個人を基本としていたら、全体のエネルギー消費は減るわけがありません。

 

日本ではいかに共有するかがポイントで、そこに暮らしの文化があると思います。

 

節約は美徳とは最近言わなくなりましたが、今回の災害で原点に返って、新しい未来を考えていくことが各界で求められているように思います。

 

さて、クローゼットも普通は寝室単位に有るのですが、印西の家 では奥様の考えで、家全体の衣類をまとめて収納するクローゼット=「ファミリークローゼット」を実現しました。

 

考えてみますと確かに一部屋に必ずそれぞれのクローゼットが必要なわけではありません。

 

一箇所にまとめて、家族で共有することでも問題はないですね。

 

必要な服を自分の部屋に持ち込んで着替えてもいいわけですし、差し支えなければその場に姿見があって、そこで着替えても構いません。

 

木の家散歩

二階の個室の階段ホールの近くに、誰でもがアクセスしやすい位置にあります。

 

特に扉を設けず、必要なら暖簾でもいいですし、カーテンでもいいかもしれません。

 

両側にハンガーパイプのクローゼットと収納棚があります。

 

木の家散歩

 

上下の使い方を工夫して、どのように使うかを検討しながら、棚やハンガーパイプの位置を決めます。

 

どこに自分の衣服を置くかなどで家族間の話し合いがもたれることで、コミュニケーションと相互理解が進むかもしれませんし、自然と躾も出来るかもしれませんね。

 

戦後のプライバシー重視から、家族のコミュニケーション重視=家族の思い出づくりの時代に入って行く中で、家族間での木の家の共有感が幸せの基本になってきているように感じます。

 

家族で木の家をシェアする感覚で