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5)キッチン収納

キッチンの収納は様々な物が収納されます。

 

鍋、釜、ざる、フライパン、包丁、箸、スプーンなどの調理器具を始め、食器、家電調理器、計量器具、包装品、タオル、乾物などの食品、調味料など日本のキッチンに求められる収納の量とバリエーションは多様です。

 

また、それらの物をすべて隠してすっきりさせるか、扉を無くしたオープン棚にするかなど収納の仕方でも変わってきます。

 

そうした多様な収納を木の家のインテリアとして、全体を調和させるにはやはり杉などの自然素材を使った造り付け収納がデザイン的にも適しています。

 

木の家散歩

これは小田原の家 キッチン収納です。

 

すべてを隠さないで、オープン棚を組み込むことで、調理道具や食品さえもインスタレーションのように見せようと建築主の奥様が意図した収納です。

 

左端はトップ(一番高い部分)、ミドル(目線の位置)、ボトム(腰から下)ともに食器収納系でまとめ、中央は扉をガラスにしています。

 

造り付け収納の一階の場合揺れが少ないため危険性が低く、ガラスも採用しやすいです。

 

アクリルや樹脂板も有りますが、クリアの場合は傷が付きやすいのでスモークにしたりします。

 

中央は高さが変えられるオープン棚板で、カウンターにはレンジなどの調理器具が置かれます。

 

上段は軽めの調理器具や乾物などの食品も自由に飾るようにおけます。

 

ボトムは引き出し収納とゴミバケットを置くオープンスペースになっています。

 

冷蔵庫の上の収納はたまに使う物を収納する天袋収納です。

 

高い位置の収納はあまり必要ないとのことで、正面のトップの位置には窓を設け、和紙のプリーツスクリーンをつけています。

 

収納の素材はすべて自然素材の杉の無垢材や集成板などでできており、棚板はすべて細かく高さを変えることができます。

 

大工と建具職人もコンビネーションでローコストに造ることができます。

 

キッチン収納は使いやすく、美しく