75)お引き渡しのご説明
引っ越しの日程も決まり、お引き渡しのご説明を行いました。
何かと慌ただしい時ですが、ご主人と共に約二時間ほどの時間を頂きご説明を行いました。
これまでに現場に来ていただいた折に段階的にご説明は行ってきましたが、やはりきれいに仕上がってから、工事職人がいないところでの説明は重要です。
まずは外回りからですが、外構、門柱周りから始まり、ぐるっと家の周りを回るように確認していただきます。
特に設備機器や排水桝、雨水貯留タンク、外流しなどの細かい配管などの役割とメンテンスなどがポイントです。
夏場はエンドキャップを付けて虫などが入らないようにします。
その後、内部に入って建具や収納の開閉、棚の変更など細かいところまでご説明をします。
床は米糠油を塗装していますので特別な清掃上の注意点はありませんが、通常は水ぶきして置く程度でよいですが、一年に一回程度汚れを落とすとよいでしょう。
窓の開閉、電気設備の取扱い、水道設備の取扱など細かく確認します。
このようなご説明のほかに、設備機器などの建築部品の取扱説明書を一冊のクリヤファイルに入れて確認申請の書類などと共にお引き渡しします。
実際は生活し始めて初めて細かい取り扱いを確認することが多いですので、そのために照明からインターホン、キッチン機器、水道設備機器、エコウィル、太陽光発電などほとんどすべての書類が引き渡されます。
鍵はマスターキーが3本ついていますが、家族の人数によっては追加で作成しておきます。
ただし、メーカーによっては個人情報の兼ね合いから建築主自身での合い鍵作成を基本としているところもあります。
これまで、現場で建築主の方をお待ちする形でしたが、これからはお邪魔することになるのですが、このときは手塩にかけた子供を送り出すような複雑な気持ちになります。
建築主家族のもとで新たな木の家の人生が始まります。
おめでとうございました。
木は木の家として完成してからもう一つの命として生き続けます