ブログblog

71)W発電の連携確認

東京電力による電力引き込みの後、分電盤と内部の配線工事の検査を受け、最後に太陽光発電とガス発電と電力の連携運転確認が行われました。

 

木の家散歩
分電盤の検査です。

 

小田原の家では4、3KWの太陽光発電パネルを設置しています。

 

また、都市ガスによるガス発電給湯器を設置しているため、ガスの燃焼エネルギーを使って発電機を回して発電し、発生する熱を回収して給湯に使うコージェネレーション発電給湯を行います。(エコウィル)

 

自然エネルギーとしての太陽光と化石燃料である天然ガスを使った発電=W発電を行っています。

 

太陽光発電はロフトに設けたパワーコンディショナーで交流に変換された電力が分電盤まで流れて、太陽光発電用のブレーカーを経由して住宅内部の電力として使われます。

 

昼間などの余剰電力は東京電力が買い取ります。

 

一方、ガス発電は最大1KWの発電能力で、すべてを住宅内で利用して東京電力には販売しません。

 

しかし、昼間時でガス発電による給湯、発電を最大1KWで行うときは、1KW以上の電力使用量を太陽光発電がまかない、余った電力を東京電力に販売するため、より多くの太陽光発電による電力を販売できます。

 

これを、ガス発電による太陽光発電の販売の押し上げ有りといって、太陽光発電のみの自然エネルギーのみの販売の押し上げなしと区別して東京電力の購入単価を決めます。

 

押し上げなしですと1KWあたり48円ですが、化石燃料を使ったガス発電による押し上げありの場合は39円に下がります。

 

しかし、なるべく電気エネルギーを自分でまかなうことを推進することは、震災以降さらに重要になるでしょう。

 

送電線のロスの大きさを考えるといかに自家発電、地産地消発電が合理的であるかは自ずと理解できます。

 

連携運転は太陽光発電を実行して発電量に応じて自家消費に利用されることで電力メーターが廻るのが遅くなる=東京電力からの電力購入が少なくなることの確認とガス発電を実行することで同様に自家消費に利用され、電力メーターの回りが遅くなることの確認です。

 

木の家散歩
運転するのを確認しています。

 

こうしてW発電が問題なく電力と連携したことを確認できました。

 

電力需給契約書が発行されました。

木の家散歩

 

契約書に発電所と書いてあるのが気持ち良いですね。

 

因みにエコウィルは生活のパターン=エネルギーの利用パターンを読み込んで賢く=スマートに利用内容をコントロールしていますので、学習する発電です。

 

新しい生活がスタートするまで実際の運転は見合されます。

 

エネルギーの自家発電を推奨しましょう