10)節電からの応援
東北地方太平洋沖地震による被害の実態が明らかになるにつれ、その甚大さが伝えられています。
関東地域の計画停電に対する対応もやっと落ち着きを見せているようですが、電車の輸送機関の消費電力の影響の大きさに今更ながらに驚いています。
今私たち東京電力管内のものとして出来ることの一つに節電がります。
こうしている間にも活動を自粛しなければいけないかもしれませんが、日常でできる節電に努力していきたいと思います。
冬季間の電力ピークは18時から19時と言われています。
この時間は夕食と入浴の時間になりますので、少し時間の工夫をすることが、災害地の停電を防ぐことにつながるようです。
テレビ、パソコンの利用も控えることが必要ですが、情報の入手という意味ではラジオが一番負荷が低いです。
また、待機電力を少なくするために機器によっては必要性のない電源を抜いておくこともよいですし、冷蔵庫の設定温度を低く抑えることも長い時間では効果が出るようです。
お風呂の利用を集中することや、洗濯機、炊飯器、電子レンジなどの利用時間をピーク時間からずらすこともよいです。
疾病を抱える以外の方は洗浄便座の利用を控えたり、節電モードにすることも効果的です。
エアコンなどの温度設定や利用を控えることも必要かもしれません。
さて、こうした震災などによる計画停電に対して住宅設備の対応が必要な場合があります。
計画停電に入る前に、エコキュートなどの電源は事前にブレーカーを落としておいた方が無難です。
特にお風呂の湯沸かしを予想される停電時間に行わないようにした方がようでしょう。
ヒートポンプ方式の床暖房も切っておきましょう。
突然の停電に対して問題が起きるようにはなっていませんが、わかっている場合は予期せぬトラブルを防ぐ意味で分電盤のメインブレーカーを下げておくとよいです。
電気が復旧してからは、ブレーカーをあげて、リモコンの時間設定を再設定します。
出来れば、取り扱い説明書を事前に手元に置いて、目を通しておくと安心です。
住宅の引き渡しの時に、導入された設備機器の取扱説明書を整理されて、工事請負会社から受け取っていることがあればよいですが、無い場合はメーカーのホームページサイトからダウンロードできる場合もありますし、そうでない場合はお客様センターに相談されて、設備機器の取扱説明書を取り寄せておくことが宜しいと思います。
今更ながらに私どもの生活に電力が基本となっていることを思い知らされました。
節電を通じて被災地の方々に応援をしましょう。