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53)ハイブリッドな外壁左官材の色決め

外壁のモルタル下地塗り工事が終わりましたので、仕上げの左官材の色を決めました。


仕上げの左官材料はセメントモルタル漆喰白竜砕石を混ぜて作られた「石灰モルタル 」です。


漆喰は酸素と結合して硬化する気硬性という性質で硬くなります。


モルタルは水によって硬化する水硬性という性質で硬くなります。


それぞれの特徴を活かして造られた新しい左官材です。


漆喰の外壁の場合は下地からの工程が何回にもわたって工程が長くなり、コスト的にも高いものになりますが、セメント系のモルタルの場合は比較的工程が短く、コスト的にもそう高くはありません。


漆喰の風合いを活かし、漆喰の白をベースに顔料によって色を変えることもでき、モルタルの施工性とコストダウンを組み合わせたハイブリッドな左官仕上げです。


工場で調合して現場に納品するため、現場で調合するのは白竜砕石だけで済みますので、手間もさほどかかりません。


木の家散歩

ちょっと段ボールの箱が目立ってしまいますが(;^_^A


A4ほどのサンプルを並べて、施主ご家族の立会いのもと色を決めました。


以前に千葉に家をご案内した時に、その壁の色が気に入っていただいたこともあり、スムーズに決まりました。


木の家散歩


若干の色の微調整を行うことで後はお任せいただきました。


下地のモルタル壁をしっかり乾かして、天気をにらみながら工程を決めていきます。


最近の突然の雪や寒さ、春の陽気の変化には少し神経を使いますが、ベストを尽くして仕上がりを待ちましょう。


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