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12)割れにくい外壁左官メッシュ

外壁の左官下地のモルタルを割れにくくするために、ラス網の山が大きくて、ラス網の強度に高いものにすることを前回にご提案しました。

 

今回はさらにその上に樹脂製のメッシュシートを伏せこむことをご提案します。

 

鉄筋コンクリートのようにラス網とモルタルが一体化して、下地にステンレスのタッカ―で固定されますが、モルタルの表面は施工季節や天侯などに影響を受けやすい部分です。

 

そこで、その表面に樹脂製のメッシュシートを伏せ込みます。

 

細かい網目状のシートを、モルタルを塗った後に乾き具合を見ながら伏せ込んでいきます。

 

伏せ込むとは、モルタルの表面に上から張り、鏝(こて)でこするようにして、モルタルの表面に埋め込まれるように張ることです。

 

そうすることで、表面の割れ易い部分を強化することで、割れを最小限にします。

 

木の家散歩

 

さっと見ただけではわかりませんが、近づいてよく見るとメッシュシートが伏せ込んであるのがわかります。

 

メッシュシートの境目は相互に重なるように張っていきます。

 

木の家散歩

乾燥しているところが白っぽく見えますが、まだ全体は湿潤な状態です。

 

縦に二本の線がうっすらと見えますが、そこが重なりの部分です。

 

平滑にきれいに塗られていますが、仕上げの状態は下地で決まりますので、下地といえども、いえ、下地だからこそしっかりした仕事が求められます。

 

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