5)エアコンのフロン破壊証明
エアコンのフロン破壊証明
前回の「木の家の設備」テーマの「エアコンと環境破壊」 の中で、回収したエアコンのフロンの破壊とその確認をする必要性のお話をしました。
その証明書がこれです。
破壊した会社の発行によるもので、フロンの重量や種類などが記入されています。
家電エコポイント制度を利用して取り替えたエアコンの屋外機に回収されたフロンは、リサイクル証明によって適正に回収されます。
独自に行われたフロン回収や機器が動かなくなってボンベにフロン回収機によって回収されたフロンはきちんと破壊して処理されなくてはなりません。
上の写真のような証明書を入手してから工事代金の支払いの実行をするように契約しておくと良いでしょう。
エアコンの取替えなどの工事の見積依頼時には、そうした最終処分まで業者に確認、問い合わせする責任がオーナーとして取り組んでいただき対と思います。
いい加減な対応をする業者は、仕事もいい加減なことが多いと思われますし、フロンを空中放出していることをよく耳にしますので注意してください。
新聞紙上でも、エアコンの効率性を示す数値ーCOP、またはAPF(通年消費効率)=使用する電力量で生み出す熱量を割った数値=を、現実的使用状態ではない爆風モードといわれる最大運転時で計測して、省エネ大賞を受賞したりしていたと報道されていました。
建築界での耐震偽装や認定偽装とまでは言わないにしても、ただ単に数値を競い合うことは現実離れした数値を示した販売競争です。
ストップ温暖化は隠れた、身近なところから始められます。