3)ガス漏れに注意!
木の家のリフォーム工事の中でガス配管の工事を行いました。
以前のガス配管は15年以上前のもので、ガスメーターから一階の床下に入り、そこからキッチンのガスレンジやボイラー、各部屋のすべてにガス栓をつけていました。
当時の配管は鉄製の白ガス管という鉄パイプをジョイント部材で繋いだり、L型に方向を変えたり、直線と直角のルートで配管していました。
その途中でガス栓をつけていたのですが、壁に食い込むように取り付けられていたため、ガス栓を閉鎖することがカス設備工事店では出来ませんでした。
そこで、壁を厚くしてその中に仕舞い込むことで、誤ってガス栓をひねったりしないようにしました。
その後、不要なガス配管を撤去したときに、微量のガス漏れがあることが分かり、半日かかりで原因を突き止め完全撤去して、漏れを止めました。
原因はこのガス栓でした。
こんなガス栓いまどきは見られませんが、レトロな感じですね。
この丸い回転部分の中にすべりを良くするグリスが入っていて、実は固まっていたようです。
大工さんがなるべく壁の厚みを小さくするために壁側に廻したときに、中の固まったグリスが切れて、そこからわずかにガスが漏れていたのです
元からきるために、たまたま畳の和室だったため、畳を上げて下地板を外して、床下のガス配管から切りました。
これがその一部です。
床下という事もありすでに錆びています。
今後のこともあるので、配管をすべて新しくすることになり、東京ガスの工事で外部から配管することになりました。
本来は、隠蔽するのですが、大変な工事になってしまうので仕方ありません。
これが最新のガス配管材で、曲げやすいように蛇腹状のなっていて、PVCで被覆されています。
この配管をなるべく目立たないように、軒下を通してボイラーとガスレンジまで配管しました。
二人の作業員の方が連携しながら配管して、きれいにガスが使えるようになりました。
簡単に見える仕事にも、その仕事なりのコツや技術があり、ステンレス材料も無くては成らない物となると、希少金属などが今後とも必要になるわけですね。
普段の何気ない生活を支える技術と素材に感謝(‐^▽^‐)