ブログblog

完成見学会@光と空気の格子の家-4

二階の主寝室や子供の部屋の個室は30坪クラスの住宅の場合で、4.5帖から8帖の部屋で、3部屋確保できるかどうかというところです。

小さめの部屋を最大限確保するか、とりあえずワンルームにしておいて、将来の家族の成長、変化に対応して仕切ったり、一部屋に戻したりと自在に使いこなせるほうが使いやすい場合が多いです。


主寝室は余裕も持って8帖です。一階のひろまの南側と床格子で一体化できるようになっています。


床は杉のフローリング=無垢の縁甲板で、赤白の色が綺麗な、柔らかさが膝に優しい床板です。

天井は奥様のご要望で水平の天井になりました。

壁、天井の仕上げはロール和紙で、近くで見ると小さな木の繊維が模様として見えるものです。


東側の子供室は南北に一体化したワンルームのようなオープンな部屋です。

中央上部にはロフトがあり、南側、北側の両方から上がり下がりできます。

階段ホールとの境には小さな障子窓があり、ロフトのみならず家全体の空気の循環と風の通り道になっています。


北側から見ると、東側のロフトの壁には窓が付いています。

通風、採光を得るためのものですが、下からも開閉ができるように、ロフトの床の穴を通るように開閉操作のチェーンが付いています。

当分は子供たちと友人の遊び場=秘密基地になるのではないでしょうか。


主寝室の床板の杉フローリング
柔らかさと色味と木目のバランスが良い床板


一階の全部と二階階段ホールの北海道産タモフローリング
木目や色の違いがはっきりとした男性的な床板


二階個室の北海道産ナラフローリング
木目が細かく、色が均一で女性的な床板

いずれも、米糠油塗装です。

このほか、一階の腰壁の板は杉の目透かし板張りで、そのほかの壁と天井はロール和紙です。

室内に見える木組みは金山杉の真壁造りで、室内すべての素材が呼吸します。