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61)ニガリで固める外構アプローチ

外構工事が進んでいます。

旗竿敷地の通路部分は駐車場と駐輪場に利用すると丁度よい使い方になります。

幅は2.5Mは確保しておくと、車を置いても比較的余裕を持って出入りができます。

通路の奥の、敷地が広がる部分に木製門扉と門柱をつくり、境界には木製フェンスを造ります。

その合間に門扉から玄関までのアプローチをやわらか曲線状に舗装します。

その舗装材は「雑草アタック」という海のニガリを粉状にして、黄色の土と竹の繊維を混ぜて作られた舗装材です。

水を入れて混ぜると、硬くなるもので、豆腐ができると同じような感覚で硬くなります。

図面に基づいて形を描き、伊勢五郎太石で輪郭を固めます。

その間に砕石を敷き込み、転圧します。


水をまいた後、左官材を混ぜる舟に雑草アタックを入れて、適当な量の水を入れて練り、敷き込んでいきます。


鏝で全体に勾配を取りながらならしていきます。

中央が少し盛り上がるようにして、雨が流れやすいようにします。


上から鏝でたたくようにして固めます。

最後に表面を傷付けないように散水して終了です。

自然な土の色ですので、自然環境になじみやすいです。

適度な硬さがあり、草は生えませんのでお手入れも楽です。

使っていくうちに少し土の色がついていくかもしれませんが、それも自然な風合いです。


ブルーシートを掛けて養生して現場終了です。

通路のコンクリートもだいぶ固まってきました。

雨が気になりますが何とか間に合いそうです。