木の家の施工事例works

高低差と変形敷地を活かした家

設計ストーリー

デメリットの多い変形斜面地を活かした設計

高低差があり、台形のリーズナブルな敷地を購入していたお施主さんから、家を建てるのに難のある敷地だが、なんとか暮らしやすい家を建てられないかとのご依頼がありました。
斜面地の眺望と敷地の面積を最大限活かすために、コンクリート擁壁のガレージの上に木の家を建てる計画を提案します。園芸が趣味という奥さんのために、ガレージの上には土を盛った庭もつくりました。
庭と遠景の眺望を楽しめる位置に、生活の中心であるリビング・ダイニングを設計。閉塞感を緩和するために、上部を吹抜けとし、隣接して畳コーナーを設けました。畳コーナーは小上がりにすることで、椅子座のダイニングと視線をそろえ、違和感なく家族のコミュニケーションを取りやすい設計にしています。畳コーナーには園芸が趣味の奥さまが花を生ける床の間を設けました。
一見デメリットが多いと思われがちな、斜面地の変形敷地も、設計の工夫によってポテンシャルを最大限活かすことで、暮らしやすい家をつくることができるのです。
設計データ
建築種別
新築
階数
2階 地下ガレージ
延床面積
107㎡
敷地面積
125㎡
外部仕上
外壁_鉱物顔料漆喰モルタル
屋根_ガルバリウム鋼板屋根
内部仕上
床 _クリ、ナラ
壁 _布クロス
天井_布クロス、杉
所在地
神奈川県横浜市