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27)上棟式と餅蒔きです

上棟式の準備も整い、ご近所の方にもお声を掛けておりましたところ、おばあちゃん、親御さん、お孫さんなど沢山の方がお気軽にご参加いただきました。

 

建築主の方のこの地での木の家づくりに並々ならぬ思いがあり、それがご近所の方にも伝わったのでしょうか。

 

それぞれの自己紹介の後、式次第に沿って、自然の恵みに感謝しつつ、これまでの上棟工事の完了の喜びと、これからの仕上げ工事の無事と関係者全員の健康を祈念して厳かに執り行われました。

木の家散歩

 

紅白幕を背景に野菜や果物、お酒、お塩、お米などを飾ります。

木の家散歩

 

祭壇の脇には矢羽飾りと五色の旗を飾り、工事の無事安全と末永いご家族の幸せを祈ります。

 

中国の故事に伝えられるところによると、ある国の居城を築造しているときに上棟工事が終わるとなぜか火事に会うことがあり、破魔矢を飾ると不思議に火事が収まったと言う話があります。

 

それを習って上棟式では破魔矢を飾ることが多いと言われます。

 

矢の形は蕪のような蕪矢(かぶらや)と蛙の又のような蛙又矢(かえるまたや)の二つを飾ります。

 

二つの矢が組み合わさるとがっちりと一つになるイメージでしょうか、木組みもがっちると組まれますように。

 

五色の旗は、東=青龍=東=青、朱雀(すざく)=南=赤、白虎(びゃっこ)=西=白、玄武(げんぶ・亀)=北=黒又は紫、という四神相応(ししんそうおう)に中央=黄を加えた五色です。

 

方位を動物と色であらわす古代中国から方位観と都築城の守護と風水が日本にも伝わり古墳にも描かれていますが今までそれが風習として残っています。

木の家散歩

 

式の中では建築主の方による祝詞(のりと)が奏上されます。

木の家散歩

 

乾杯で締めたあとは、記念撮影、そして餅蒔きです。

 

二階のバルコニーから庭の近隣の方や職人さんのギャラリーの「せいのー」の掛け声をご夫妻で声をそろえて。