28)屋根工事スタート
上棟式が無事終わって翌週の仕上げ工事第一日です。
下地用の国産の杉材、北海道産唐松の構造用合板などが納入され早速に仕上げ工事がスタートです。
特に二階ではあぜくら屋根板が葺かれた天井が静かにその姿を現していました。
その上では屋根の縁につける唐草と言う加工された板金部品を取り付けて、ルーフィングを貼る準備をしています。
所定の間隔で釘止めされた北海道唐松構造用合板の下には空気層があり、その下には厚さ100ミリの木の繊維の断熱材、その下には防湿フィルム、その下には先ほどの金山杉の厚さ30ミリの縁甲板(えんこういた)が張られています。
ロール上の防水ルーフィングを敷きこんで、タッカーで留めた後、工場で加工された板金部品を留めつけていきます。
ルーフィングを敷いた後、ビニールのテープで板金材料を葺いていくための目印にします。
軒先の下から一枚一枚組み合わせながら張り上げていきます。
板金材料は、ガリバニウム鋼板で、遮熱性塗料が塗装されたもので、潮風を含む地域の風雨にも強い耐久性と遮熱性が高いものです。
これで、雨が降っても凌ぐことができます。
下では大工さんが構造用耐力壁の仕事に勤しんでいます。
細かい加工部品を下小屋で加工してからまた残りの仕事をまとめて行います。