8)排水管の防音
二階建て住宅の場合のほとんどに二階にトイレや洗面などの水周りがあると思います。
その場合の排水管はどうしても一階の天井内を配管することになります。
配管経路をなるべく居室の上にならないようにしたりする設計上の工夫をしますが、プランニング状などからやむを得ず配管ルートの下に居室が来る場合などがあります。
その場合以外でも、排水の音が夜間など響く場合がありますので、排水管は基本的に防音対応タイプにしています。
配管の周りに遮音材を巻きつけたもので、配管にピッタリと取り付けられています。
このように水平方向の配管が長い場合には、どうしても排水が流れる音が響く場合がありますので特に求められます。
排水によって振動が配管に起こらないように、構造部材に取り付ける方法、場所も重要です。
配管のジョイント部分ですが、樹脂管の上に防音材が巻きつけられています。
右の金具は配管を上から繋ぎとめる固定金具です。
規則的な間隔で留めつけられる必要があります。
一度工事をしてしまうと後から修正するには多くの時間と費用がかかりますので、工事中にしっかりと確認しましょう。