54)木のキッチンを取り付けました
現場は大工工事による家具工事が進んでいますが、それと並行して設備工事も仕上げにかかってきます。
その筆頭が木のキッチン工事です。
システムキッチンの多くは合板や木の繊維をプレスした軟質繊維合板をコア材にした扉やキャビネットの板材で構成されています。
特に扉が見せ場になるため、扉にはお金をかけて、見えなくなるキャビネットの箱にはコストを最小限にするため、建材類が用いられます。
しかし、室内空気にに接触する部分が一番多いのはキャビネットです。
そこで、その本体のキャビネットの素材をなるべく自然素材、国産木材を使用することが木の家との相性が良くなり、室内環境の向上に寄与します。
木の家づくりネットワークでお薦めするキッチンはすべての材料を国産木材、中でも間伐材などを活用した木のキッチンです。
そのほかにもオールステンレスによるキッチンや大工と建具職人による手造りキッチンなどがります。
小田原の家ではヒノキの間伐材利用による木のキッチンです。
それもオープンキッチンですので、キッチンとひろまの両方から使いこなせます。
まずはキッチン側とひろま側の収納の両方の土台となる台輪(だいわ)を取り付けます。
すでに排水や給水、給湯、電気のコンセントなどは床から設計で決められた位置に取り出されています。
施工図に基づいてその上にキャビネットの箱を置いていき、ビスで一体化して固定していきます。
すでに工場で引き出しが取り付けられていますので、据え付けが終わるとそのままキチンの形になります。
カウンターは人工大理石の白系統の清楚な色を奥様が希望されましたが、とてもよい色です。
電気のコンセントや取っ手、棚板など細かい仕上げがいろいろありますが、カウンターも現場での採寸通りきれいにぴったりと取り付きました。
北海道の桜の板の扉が床の桜と調和しています。
この後、ガスオーブンやガスレンジ、レンジフード、浄水器などを取り付けて、水道、排水を結んでキッチンとして機能します。
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