6)オープンカウンターキッチン
キッチンでの調理を家の中心に構えたキッチンがオープンカウンターキッチンです。
キッチンのカウンターがダイニングやひろまにオープンに置かれて、3方向以上からカウンターに寄りつくことが出来ます。
カウンターのシンクがどこからでも見えますので、調理、配膳、片づけなどが家族全員で出来ます。
また、友人を招いてのホームパーティーや庭でのガーデンパーティなどにも、誰でもが気楽に参加でき、雰囲気が盛り上がります。
ガスレンジまでオープンにすることはなかなかありませんが、そうなるとキッチンカウンターが島のようにひろまに浮かんだようなアイランド型のキッチンになります。
一方で、どこからでもシンクが見えやすいため、シンクの汚れをこまめに清掃しないと、かえって雰囲気が悪くなります。
程々に清掃できる環境でないとストレスになります。
カウンターの材質は大理石などが良いのでしょうが、堅さがあるため食器が割れやすいなど注意がいります。
材料コストは安い物もありますが、搬入取り付けの費用が手間がかかるため高価になります。
そこで、扱いも簡単で、比較的リーズナブルな人造大理石と呼ばれる樹脂製のカウンターがよく使われています。
材質にもいろいろありますので、それぞれの特徴、コスト、色合いなどを確認しながら検討します。
これは、小田原の家のキッチンです。
白いカウンターが清楚な印象を与えます。
シンクはステンレスですが、少し高いですが最近カラーステンレスのシンクが採用されてきてもいます。
シンクの回りにカウンター部分がゆったりとれていますので、何かと扱いやすいですね。
これは。置賜の家のキッチンです。
大きな丸太の梁と大黒柱が見える風景でのキッチンカウンターです。
カウンターの材質は木目調です。
レンジフード側は奥になっていますので、匂いや煙はひろま側には影響ありませんね。
これはオープンカウンターキッチンではありませんが、対面キッチンのカウンター側を自然の木の生命力あふれる造形を活かして造ったカウンターです。
吊り戸棚を隠す板も、まるで木の暖簾のように見えます。
節がおもしろいアクセントになっています。
オープンカウンターはダイニングやひろまとの一体感が何より楽しげなキッチンです。
多少の汚れには目をつむってもいいですし、オープンならではの感覚で、こまめに掃除をしていくことが自然に出来るようになるようです。
気持ちも、キッチンもオープンに