15)地鎮祭が行われました
外構工事もほぼ目処がついた現場で地鎮祭が行われました。
地鎮祭は建築主さんのご要望により実施しましたが、以前から住んでいた訳ではない事から気持ちを改める意味でも行うこととなりました。
地元の神社に依頼をして段取りをしました。
地鎮祭で使う青竹と注連縄(しめなわ)、清め砂は大工さんや外構屋さんの協力で準備しました。
祭壇に奉納するお魚や野菜、果物、お酒、お米、お塩は建築主さんが用意しました。
祭壇は家の中央に南向きに設け、四方に青竹を立てて、注連縄を渡し、青竹の間の注連縄に半紙で作った紙垂(しで)を下げてます。
右下には砂を山のように円錐形の作り、中心に榊を植えます。
左には祭壇に供える榊を置きます。
これで設営が完了し、いよいよ開始です。
神主さんは珍しく女性でしたが、丁寧で落ち着いた進行に気配りを感じました。
祝詞が分かりやすく、素直に気持ちが清々しくなります。
建築主さんの鎌入れに続き、設計者の山中が鍬入れを行います。
最後に仕上げ大工工事を行う棟梁が鋤を入れて、鍬入れの儀が完了します。
お祝い事は午前中が良いので、午前10時開始に始まり、約30分ほどでお開きです。
これからいよいよ工事が始める準備が出来ました。
なお、地鎮祭を行わない場合でも工事は問題なく行われます。
工事責任者や職人がお塩とお酒などで敷地の四方を簡単にお清めを行うこともあります。