13)賃貸住宅へのリフォーム
14年前に竣工した新・あぜくらの家の二世帯集宅の二階を賃貸することになり、リフォームを行いました。
これまでに門扉や門柱は老朽化により作り変えましたが、その他はほとんどそのままの状態でした。
外部階段から単独で二階の勝手口での出入りが出来るので、玄関ホールにある二階に上がる階段を閉鎖すればよいのではということでしたが、やはり玄関の利用が出来るほうが宜しいことになり、玄関ホールを独立した共用玄関にしました。
玄関先の梅はおばあちゃんが大切にしていた梅です。
工事中は綺麗に花を咲かせてくれました。
正面の玄関ドアはこの度新たに再塗装しました。
ポスト、インターホンも新設し、電力メーター、ガスメーターも新たに分割しました。
水道は以前から分けていました。
中央正面が新たに取り付けた二階に上がる階段のドアです。
階段の手前にあるため、高さは二階の天井まであります。
左右の一階の廊下にも扉を設けて、独立した玄関室になりました。
ドアにはすべて鍵を付け、両側の大小の下足箱も1、2階で使い分けます。
工事は大工さんと建具屋さんで入ると工期や予算的にも厳しいため、建具屋さんが壁と建具の両方の仕事をしてもらいました。
器用で、頭の柔らかい職人さんで無ければできることではないのですが、いわゆる多能工職人の仕事です。
電気屋さんも分電盤の分割工事で一日中天井裏の仕事でがんばってくれました。
二階のひろま空間です。
新・あぜくらの家の造り方ですので、床。壁、天井はほとんど杉、サワラの厚板=あぜくら板で囲まれています。
入居者が入るかどうか気のなっていましたが、工事中からほぼ決まっているとのことでした。
せっかく工事をしたのですから、決まってホットしました。
駅からも近く、静かで、二階とはいえ広めのバルコニーがあり、何といってもウッディーなインテリアと大き目のロフト空間が気に入っていただけたと喜んでいます。
工事に当たっても図面をしっかり書いていたので、スムーズに積算、見積、工事ができました。
図面は後で役に立ちます