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18)省エネ住宅ポイントスタート

以前にも照会しました「省エネ住宅に関するポイント制度」が制度として創設されました。

「省エネ住宅ポイント制度」はある一定の省エネ性能を満たす住宅の新築、リフォーム、完成済みの新築住宅に対して、様々な商品等と交換できるポイントを発行する制度です。

対象は

(1)省エネ性能を満たすエコ住宅の新築
(2)対象工事を実施するエコリフォーム
(3)省エネ性能を満たす完成済みの新築住宅の購入

の3タイプとしているのが特徴です。

より幅広く適用できるようにしていますね。

 

エコ住宅の新築タイプは平成26年12月27日以降の工事請負契約を対象とし、平成28年3月31日までの間に着工したもので1戸あたり300,000ポイントが発行。

エコリフォームタイプは平成26年12月27日以降の工事請負契約を対象とし、平成28年3月31日までの間に着工したもので、発行ポイント数は工事内容ごとに300,000ポイントを限度としています。

また、耐震改修を行う場合は、1戸当たり450,000ポイントが限度です。

完成済住宅の購入タイプは平成26年12月26日までに完了検査済証が発行され、予算成立日以降に売買契約を締結した新築住宅が対象です。

既存住宅購入加算で発行されるポイント数は他のエコリフォーム対象工事等で、発行されるポイント数の合計と同数のポイント数ですが100,000ポイントが上限。

なかでも、リフォームや既存住宅は、工事内容ごとにポイントが加算され、例えば窓の断熱改修は窓の面積2.8㎡以上で20,000ポイント、外壁の断熱改修は120,000ポイント、屋根・天井は36,000ポイント、床は60,000ポイント。他にも太陽熱利用システムは24,000ポイント
バリアフリー改修にも改修ごとに6,000ポイントといったように工事ごとにポイントが加算されるのが特徴です。

住まい手にとって、メニューを選ぶように選択が可能で、住宅設備、建材メーカーではそれにあわせて商品のラインナップをそろえているところも出始めました。

なお、ポイントによって交換できる商品については、主に地域産品、商品券とのことで、以前の住宅エコポイントや木材利用ポイントと同じような仕組みですが、今後、商品交換事業者および交換商品の公募を行う予定です。

またポイントの即時交換として、実施する工事の追加工事・リフォーム費に使用できるとのことで、これが実際的には魅力ですね。

これを機会に、より省エネ住宅についての正しい理解、普及が進むための広報活動にも期待したいです。