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17)省エネ住宅に関するポイント制度スタート

断熱についてです。

国は2020年までに新築住宅、建築物について
段階的に省エネ基準を義務化する方針であることは
既に知られています。

そのために、まずは住宅以外の大規模な建築物から
義務化していくようです。

それでは、住宅はといえば、なかなか断熱化が進んで
いないのが現状です。

 


厚さ136ミリの木質繊維断熱材による屋根断熱

 

特に中小工務店の技術的遅れや建築主の理解不足
予算面での限界なども指摘されています。

そんななか、昨年2014年12月27日に、省エネ住宅に
関するポイント制度が閣議決定され、実施の方向が
決まりました。

以前の住宅エコポイントや木材利用ポイントなどを
参照したポイント制度です。

エコ住宅の新築やエコリフォームをポイントの対象と
して、ポイントが発行されます。

エコ新築では断熱等性能等級4などを満たす木造住宅や
トップランナー基準を満たす住宅などで、賃貸住宅は
含まれません。

新築住宅の断熱等性能等級4とは、住宅ローンの
フラット35・S・金利Bプランという金利優遇が得られるための
断熱等性能等級です。

イメージとしては、一般的な断熱材の標準グラスウールで
屋根が200ミリ、壁、床が100ミリで、窓がペアガラスの
断熱サッシといったイメージです。

断熱工事やサッシ工事の費用がかかるため、それを
ポイント発行で促そうというものです。

ポイントは省エネ、環境配慮商品、地域産品、商品券や
追加工事として行う工事に対する直接現金支給
(即時交換)などですが、詳しくは今後の発表待ちです。

いずれ義務化される省エネ化ですので、今の新築時には
取り組んでいくと良いですね。

詳しくは

省エネ住宅のポイント実施について