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完成見学会@木に包まれた家-1

調布の家が完成し、無事に引渡しができました。

ご家族の引越しも一段落して、少しずつ新しい木の家での生活が始まっているようです。

調布の家は木の家づくりネットワーク/フィールドネット一級建築士事務所の研究開発による「新・あぜくらの家」という工法で設計施工されました。

家全体を杉の厚板で包み込んだ「木のパオ」とも呼べる、まさに森の中にいるような木の家です。

また、長期優良住宅であり、かつ優良な国産材を構造、仕上げにふんだんに使った地域材活用住宅の助成を受けた木の家です。

それではブログ上でご案内いたします。

甲州街道の北側の住宅地に入り、以前は畑であったところを開発した広めの道路にでると特徴的な木の格子と存在感のある外観が目に飛び込んできます。

道路が緩やかに上るように傾斜し、道路よりやや上がったところに宅地の地盤があります。

大きな切妻の瓦屋根の家を玄関部分だけ切り取ったようなフォルムです。

道路に沿ってカースペースがあり、右側の階段を上がって、木の門柱と門扉、そしてその奥に玄関が見えます。

屋根は埼玉県深谷産のいぶし銀黒瓦で葺かれ、耐久性の高いメンテナンスフリーの屋根です。

道路からは見えませんが、2.7KWの太陽光パネルが向かって右側の屋根に搭載されています。

外壁は漆喰とモルタルを混ぜた「漆喰モルタル」に顔料を入れて、辛子色に仕上げました。

左官屋さんの手の風合いがなんともいえない味を醸し出しています。

大きな梁が屋根を支え、一番上の窓格子とバルコニーの手摺格子、戸袋と雨戸の格子が正面の外観のアクセントになっています。

角度によって家の表情が変わり、見るものを飽きさせません。

足元はトキワマンサクの紅花と白花を混ぜて生垣をつくり、木の通用口と玄関門扉は格子と一体となって全体の修景を担っています。

右側から、ポスト、インターホン、照明、屋根が付いた門柱、親子扉の門扉、木のフェンスになっています。

木材保護塗料により塗装され、雨に負けないように板金が被せられています。

玄関へのアプローチは陶板を舗石にして、その周りを墨を入れた玉砂利洗い出しで仕上げています。

自転車を置くのに都合がよいようにすべて舗装しました。


玄関は引き違いの木犀扉です。

金山杉の目の細かい建具材を使っています。

下半分の腰は板を縦に貼って、上は和紙調ガラスのペアガラスです。

玄関扉の内側のは和紙調ガラス越しの柔らかい光が溢れます。


玄関土間はマサ土という黄色い土と海の苦汁(にがり)、竹の繊維を混ぜた現代の三和土(タタキ)に若干の墨を入れて固めた自然の土間です。

下足箱が宙に浮いたように釣り込まれ、金山杉の一枚板のカウンターになっています。

正面の小窓も木製で、玄関と同じ和紙調ガラスと網戸と格子で構成されています。


玄関からひろまに入る引き戸は外壁と同じデザインの縦格子です。


引き戸を開けて中を見ると、正面にペレットストーブの暖かい火と丸太の大黒柱が目に飛び込んできます。

中は次回にご案内します