19)屋根のルーフィング
屋根の上の仮のブルーシートを外して、野地板の上に防水用のルーフィングを敷きます。
不織布にアスファルトを浸み込ませたロール状アスファルトルーフィングを野地板の上に敷きます。
1本の巾が1M、長さが21Mあり、重さが23kg以上あるので、23kg品以上というように指定します。
約1㎏/㎡以上の重さになります。
それを、下から上に被せるように、横方向に伸ばしながら敷いて行きます。
上下のルーフィングの重なり巾は10センチ、横方向の継ぎ目の重なりは20センチを目処に重ねていきます。
中央が棟の部分です。
最後に棟の一番高いところのルーフィングにスリット状の穴を開けて、換気部品を取り付けて、棟を包む板金をかぶせます。
右の北側は既に屋根板金を葺いています。
このルーフィングを下からの湿気は上に通して、上からの水は通さないというものを使うことを聞いた事がありますが、そうすると板金屋根の下で結露が発生します。
長い間に、板金の裏側の錆止めも傷めてしまうことになりますので止めた方がいいでしょう。
軒先やケラバという切妻の三角形が見える側の端から、捨て唐草という特別な加工をした板金部品を付けてから、ガルバニウム鋼板の屋根を葺いていきます。
最後には見えなくなるルーフィングをキチンと施工することが重要です。
水を通さないルーフィングが基本です