75)コア抜きは地道にコツコツ
調布の家の工事も外部の外構工事に入りました。
道路と反対側は公共施設に面しており、また浴室や洗面所の窓もあります。
敷地がやや変形していることを利用して、浴室や洗面所から眺める庭=サニタリーコートを造ります。
そのためには、目隠し機能があり、かつ木のフェンスで柔らかい表情を造ることが求められます。
既成品のフェンスではなかなか良いデザインが無いため、無垢の木のフェンスにしています。
ローコストに押さえるためにも、なるべく簡単な作り方でメンテナンスもしやすい作り方としています。
そこで、アルミの角型の柱に無垢の木を取り付ける方式としています。
奥の敷地は隣地から上がっており、造成時に工場で作った擁壁(ようへき)を築造してありました。
そこに、アルミの柱を埋め込むための穴を開けます。
コア抜きといいます。
大きなシリンダー状のカッターを回転させてコンクリートの擁壁の上面にカッターを回転させながら穴を開けます。
少しずつしか切れないので、時間が掛かります。
水を流しながら冷やしながらカットします。
シリンダー状のカッターの先には工業用のダイヤモンドが埋め込まれていますので、カッターも高価です。
綺麗に丸く穴が開きました。
抜けたコンクリートの丸いコアが見えますね
約20センチの深さであけました。
この穴にアルミの柱を入れて、コンクリートで固めます。
コア抜きは時間が掛かります