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36)ホウ酸シロアリ工事を行いました

外壁の杉下地板を張った後で、シロアリ防除工事を行いました。

 
長期優良住宅の補助事業のために、地面から高さ1M以下の外壁と浴室、洗面所の同様の部分を対象とした工事が必要です。
 
土台は栗で、柱も杉なので必要はないのですが、それ以外の柱と柱の間にある小さめの下地木材=間柱(まばしら)や外壁下地のラス板などは対象になります。
 
そこで、地面から1M以下の外壁と浴室、洗面所の木材は、樹種を問わずにすべて工事を行うことにしています。

 

 

外壁のラス板から始めました。

 

右下にあるのがホウ酸塩シロアリ防除剤です。

 

エコパウダー製のエコボロンPROという製品で、アメリカのボロンという、町全体がホウ酸露天掘りのような地域で生産されたホウ酸塩を、食品添加物の混合された水溶液に15%溶かしこんだ溶液です。

 

誤って飲み過ぎないように、安全を見て苦味成分を加えてありますので、噴霧すると少し苦味を感じますが無害です。

 

 

これまでの薬品系、有機系シロアリ防除剤は色をつけてどこに塗ったかわかるようにしていますが、色をつける色粉(いろこ)も高価ですし、塗れたことで写真にも写るため、色粉を入れずに工事しました。

 

シックハウス症候群、化学物質過敏症の方は、この色粉にも反応する人もいるようですので、使わないことに越したことはありません。

 

メーカーの保険適用にも問題ないと確認しています。

 

 

内側からも散布します。

 

基礎の部分や通気スリットまで噴霧することで、更に効果を期待します。

 

浴室では基礎断熱を行うところが部分的にあるため、発泡系断熱材の下地のコンクリートや上部の小口部分にも噴霧しました。

 

乾くと、何も塗っていないように見えるため、工事立会いと写真撮影は欠かせません。

 

もちろん大工さんも、無害なので安心だねと仕事をしていますので、立会い確認してもらいました。

 

何事も信頼と信用が第一です