15)愛犬とインターホン
最近はペットを飼われる家が多くなりました。
以前は共同住宅なのでペットを飼うことができなかったのですが、新し家に住んで生活に慣れてくると子供さんにせがまれてペットを飼う家が増えています。
そんなときに注意しなければならないことがあります。
それは受話器のないインターホンです。
固定電話のように受話器を耳に当てて会話するタイプがよくありましたが、今は手を使わずにボタンを押したらそのまま機器に向かって話すことができるインターホン=受話器のない「ハンズフリーインターホン」が一般的になってきました。
左側の小さいものが玄関や門柱に取り付けられる玄関子機です。
来訪者がボタンを押して話すものですね。
右側が居間の一角などにあって、お客様がボタンを押して話をしたときに応答する親機です。下の四角いボタンを押すと話ができます。
さて、以前の受話器を取って話すタイプの場合、お互いに同時に話してもお互いにふつうに聞こえます。
しかし、受話器のないハンズフリーの場合は、交互にキャッチボールをするように話さないと、大きい声の方が勝ってしまい、小さい声の人の話が消えてしまいます。
したがって、来訪者の話が終わったら、お住まいの方が話すというように交互に話さないと大きい声に小さい声が消されてしまって聞こえません。
そこで、登場するのが番犬意識に燃えたワンちゃんです。
どうやら外に他の人がいると察知すると、出番とばかりに大きな声でワンワンと吠えますが、その声をインターホン親機のマイクが拾って、来訪者の声を消してしまうのです。
それを解消するのが、ボタンを3秒ほど長く押して=長押しして、受話器があるインターホンと同じ様な状態にする機能を使うと、その問題がクリヤ出来ます。
来訪者の声が消えるときと消えないときがワンちゃんの機嫌で違うこともあるでしょうから、故障かもしれないけれど、問題ない時もあるということでそのままになっている場合があるかもしれません。
メーカーによって対策が異なる場合がありますので、取扱扱い説明書などを確認してみましょう。
愛犬がいることが分かっている場合は受話器つきの方がよいかもしれませんが、少し高いです。
便利さの裏側にある注意点も確認しましょう