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完成見学会@料理教室の家-3

玄関から木の家のメインスペースになる

ひろまにご案内します。

木の家散歩

ひろまに入ると奥の和室まで一気に視界が広がります。

 

中央には太さ24センチ角の金山杉の大黒通し柱

しっかりと吹き抜けを支えています。

 

床は東北産のの無垢フローリングで

米糠油の「キヌカ」を二回塗りして、サクラの色を浮き立たせています。

 

天井は金山杉の無垢の縁甲板

壁は黄色の鉱物顔料(色粉)を

少し混ぜて柔らかい色にした漆喰です。

 

木の家散歩

奥まで進んで和室の入り口から振り返ると

大きな吹き抜けが目に飛び込んできます。

 

中央の奥に見えるのが玄関との間を仕切る

木の引き戸です。

 

右手のオープンキッチンの上が

二階の廊下で手摺が見えます。

 

手摺の下の梁(はり)から飛び出すように吊られたものは

ダイニングテーブルを照らすLEDのペンダント照明です。

 

吹き抜けの上には主寝室の窓の障子があり

一階から二階まで吹き抜けを経由して風が行き交います。

 

木の家散歩

上を見上げると家全体を包み込む

屋根のあぜくら板が広がっています。

 

杉の赤身が多い屋根の厚さ3センチのあぜくら板です。

その上には「木の繊維」という

ウッドファイバー断熱材が100ミリ

さらにその上には屋根の通気層があるので

冬暖かく、夏はすがすがしい環境です。

 

断熱性と遮熱性、吸音性、吸放湿性、構造安定性など

様々な性能と無垢の木の木目が安らぎを与えてくれます。

 

左側は二階のサッシの開閉、清掃、メンテナンスのための

格子状の床のキャットウォークです。

 

光が少しでもひろまに降り注ぐ様に

手摺はステンレスワイヤーを横に通しています。
木の家散歩

和室側を見たところです。

 

和室の床が約30センチ上がっていますので

和室に座卓を置いてお客様が座った時でも

ダイニングテーブルに座った人との目線が揃います。

 

和室の畳の下は引き出しになっています。

 

右側はペレットストーブが置かれています。

前面しか熱くならない安全なさいかい産業のSS-1型です。

冬には炎の赤い色が家族の団欒を演出します。

 

畳は完全無農薬のベイクアウト畳床と

熊本八代のイグサ表と木綿の縁です。

 

 

 

吹き抜けがあると寒い

音が反射してうるさい

照明が煩わしい、といったデメリットがると思われがちです。

 

家全体の断熱気密性を高めて

太陽光を取り入れる窓を設け

庇で夏の日差しを遮り風の通り道を考え

床暖房やペレットストーブなどの輻射熱で暖房し

無垢の木の天井などの仕上げを取り入れ

造り付けの照明とすることで

快適に生活していただけます。

 

次回はキッチンから二階をご案内します