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5)床の水平は基本です

木造住宅のリフォーム工事が終了しました。
木造二階建て住宅の二階の内装工事とトイレの新設、一階の居間と和室の内装、キッチンの造り付け収納やセキュリティーシステムなどです。


二階に茶室や和室が造られていましたが、住まい手家族が変わることで寝室や個室に変更するなど、スケルトンは変更しませんが、床、壁、天井の仕上げを変更しました。


木の家散歩

解体工事中の和室



内装工事といっても、一階は表面を化粧直しする工事ですが、二階の壁、天井は下地を造り替え、床は現在の床の上から仕上げますので大工工事がある期間必要になります。


特に、床はドアや引き戸の建て付けにも影響しますので、そのまま上からただ貼れば良いというわけにはいきません。


床の水平が取れていないときは、下地調整材を適宜に入れながら床を張っていかないと、ある程度時間が経ってくるとドアや引き戸に不具合が出てきます。


そのときに直そうと思っても、直せないことになりかねません。


大工がレーザー水準器を使って水平の基準線=墨を出し、傾斜を水平にするために楔(くさび)状の調整木材を入れながら床を張っていきます。


木の家散歩

下地用楔作り

木の家散歩

楔を利用した床貼り


また、柱や壁も微妙に傾斜している場合もありますので、その場合は壁も調整工事が必要です。


新築以上に微妙な細かい工事が必要です。


リフォームをきちんと仕様とすると、設計だけでなく、事前の調査と技能の高い大工職人が求められます。




リフォームの事例は

木の家散歩

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