吹き抜けのある光と風の家

様々な家づくりの勉強会に参加されていた熱心なお施主さん。選んだ住まいの答えは「吹き抜けのある光と風の木の家」でした。
北西角地の敷地と西側の緑地の良さを活かしつつ、南側住宅がギリギリに建つ日照の問題を解決して、どのように心地良い木の家にするかが課題でした。
そこで、西側の緑地を取り込むように敷地の南西の庭とカースペースとして、そのオープンスペースを囲むように家のシルエットをL型にして、南側の窓に面して吹き抜けを設けました。
吹き抜けを介して家の中まで太陽の光が届くようにし、風も各部屋を通り抜けるように風の道を検討しました。
そのために、採光、通風解析ソフトにより、日照の変化を季節ごとに解析し、通風ルートに適切な窓を設けるために通風シミュレーションを行いました。
また、高断熱化をはかり、1台のエアコンによって家全体を冷暖房する全館空調方式を採用することで、家のどこへ居ても室内温度が均一な、快適な家を実現しました。そのことで、吹き抜け空間がともすると冷暖房を非効率にすることを防ぎました。
お施主さんからは「今まで体験したことのない快適さ」と性能の高さを実感してもらえました。
また「木の香りが心地よい」と自然乾燥と中温乾燥の組み合わせによる木材もご評価の言葉をいただきました。
吹き抜けを中心に回遊性のある2階のプランニングは、お子様や友達の格好の遊び場になっているとのことです。