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7)ムック本の取材訪問です

建築ジャーナル社の「東京の経験豊かな建築家とつくる家」への
掲載取材のために調布の家にカメラマンの垂見孔士さんと一緒に
再訪しました。

ご家族のにこやかな笑顔で迎えていただき
ご挨拶の後簡単に垂見さんに全体を見てもらってから
撮影です。

お子さんも元気で、カメラマンの機材やカメラに興味深々で,
早速におもちゃをカメラに見立てて、カメラマンに変身です。

まずは外部からの撮影です。

 

緑が元気に育っていました。

右側の奥まったところが玄関ですが、全体は切り妻の
シンプルな瓦屋根です。

瓦は埼玉県の都内では瓦屋根もめっきり少なくなりました。

 

垂見さんも床に座って狙っています。

格子の陰影が不思議な風景を作っています。

陰影礼賛。

昔の日本の通り筋の店からは
外はこんな風に見えていたのでしょうか。

最近はシースルーな窓が流行っていますが。

外は緑が濡れ縁まで迫っています。

 

玄関はいたってシンプル。

小窓は引き戸で、南側に面しているので
光と風が意外と沢山通り過ぎます。

丸太の通し柱が利いています。

四角い家もまろやかになっています。

 


和室コーナーから見ると、違って見えます。

いや、違って見えることをカメラマンの目は捕らえていました。

木の内装のお風呂からは
バスコートの緑がブラインド越しに見えます。

変形した敷地の角を利用した小さなグリーンコーナーが
安らぎを与えてくれます。

二階は寝室と個室が引き戸で簡単に一体化できます。

ロフトへのハシゴも空間デザインの道具の一つです。

窓は木製サッシで、撮影時はまだ夏の日差しが強い時期でしたが
LOW-Eガラスのお陰で、西日もカットできたことを体感しました。

やはり、木の家は住まわれて、その体感が大切だと
強く感じた取材でした。

*写真は本人以外の撮影は垂見孔士