完成見学会@光と空気の格子の家-3
木の家の主なスペースであるひろま空間をご説明しましたが、これからはそれをバックアップする機能的空間とサブ的空間です。
東西にゆるくつながるひろま空間の東側がダイニングキッチンです。
東側のキッチンにこだわって、シンプルな長さ2.55Mのシステムキッチンを東に面して設置して、西側はダイニングテーブルを置くようにしたダイニングキッチン方式です。
システムキッチンの北側には、コンパクトなオープンラックを大工工事と建具工事で作りました。
システムキッチンでもスライド形式の収納は可能ですが、上のオープンラックと一体的に木で作りました。
その左側が冷蔵庫スペースで、さらに左側がコンパクトユーティリティーです。
食品庫やゴミスペースのあるカウンターや天袋収納が杉の集成材と無垢の杉の扉で作られていまる、造り付け収納です。
カウンター収納の上に食器棚と引き違いの天袋収納です。
ひろま側をなるべくオープンにあけるために、細かい収納は奥にコンパクトにまとめられました。
さて、冬場対策の引き戸を開けると杉の階段が二階に誘います。
傷は付くかもしれませんが、足に柔らかく、木目の綺麗な金山杉の階段です。
真上から見ると、杉の赤白のコントラストがとても綺麗です。
段々と陽に焼けて、あめ色になっていきますが、最初はとても初々しいコントラストです。
二階まで上がる段数は15段です。二階までの高さ=階高(かいだか)は2、8Mですので、一段あたりの高さは18、7センチになります。
水平の部分の幅は20、5ミリですので、コンパクトな階段の基本的角度です。
杉の手摺が開放感をもたらしてくれます。
二階ホールは二階を東西に分割しつつ、ちょっとした読書やのんびり昼寝をしたり、くつろぐフリースペースです。
場合によっては、雨の日の物干しスペースにもなります。
伸びやかに天井を打ち上げられた、息抜きの空間です。
バルコニーの手前は玄関の上の格子床です。
最初は落ちないかなーと心配の人も、慣れたら変わりましです。