55)床に格子が付きました
大工工事の後を様々な職種の専門工事職人さんが入ってきます。 一つの木の家の工事で約20種類の工事が織物のように重なり合うことで、そこにしかない木の家ができます。 ロール和紙を表具屋さんが張ったあと、設備機器の取り付けを行い、木製建具の吊り込みを行い、さらに木製建具の上からロール和紙を張っ…
この記事を読む大工工事の後を様々な職種の専門工事職人さんが入ってきます。 一つの木の家の工事で約20種類の工事が織物のように重なり合うことで、そこにしかない木の家ができます。 ロール和紙を表具屋さんが張ったあと、設備機器の取り付けを行い、木製建具の吊り込みを行い、さらに木製建具の上からロール和紙を張っ…
この記事を読む日本の国産材の振興のための木材の基本性能の標準化のためには、現在普及している高温セット乾燥による内部割れを極力少なくした乾燥が求められる現状はお話しました。 しかし、大量に流通材を送り出すことを求めず、顔の見える住まい手、建築主に対して直接的に、木が見える家、造り手の顔が見える木の家を送り出そ…
この記事を読む木造住宅に無垢の国産材を使うことで、地域林業。経済の振興と治水治山の整備を進めることは30年以上前から推進されてきました。 その成果が少しずつ軌道に乗り始めていく中で、一般流通木材に杉、桧のの柱を増やしていくために必要となったのが乾燥材の普及です。 流通市場で支持されるためには、木材の欠…
この記事を読む木の家の木組みや仕上げ材に使う木材の乾燥が重要なことは前回説明しましたが、その乾燥方法によっては木材強度が低下するということがわかりました。 かねてより、木材加工販売業者、施工者、設計者の間で、乾燥方法によって発生する木材の小口から内部にかけて割れる「内部割れ」の強度低下に対する不安が囁かれて…
この記事を読む木の家づくりネットワークの「新・木組みの家」コンセプトによる木の家の基本は何よりも木組みです。 震度7でも破損しない木の家を作るための木組み設計と許容応力度計算は上棟式のときの木組みに現れます。 その木組み設計で使う構造材の乾燥は最近では当たり前になってきましたが、こ…
この記事を読むボードの下地処理をパテで行うことは昨日のブログでお話しました。 そのパテ処理ですが、実は最低2回、ロール和紙のように繊細なものを張るときは3回重ねることをします。 最初はパテの粒子が粗いもので大まかな不陸(ふりく)=凹凸を平滑にします。 その後は、粒子の細かいパテで仕上げます。 …
この記事を読む大工さんが壁や天井にボードを貼った後は表具屋さんの登場です。 壁と天井はロール和紙です。 「紙壁紙」というのが専門用語としての適切な使い方のようですが、どうもキャリーパミュパミュみたいな早口言葉のようで、舌をかみそうなので「ロール和紙」と呼んでいます。 ロール和紙を貼る前に、下地処…
この記事を読む大工工事も終盤に差し掛かりました。 造作材の取り付けや最後のボード張りもおわり、階段の手摺を造りました。 杉の柱と同様に杉の手摺柱とその間に挟まれる手摺子格子ができました。 階段周りの手摺を壁で包み込んでしまうと、閉鎖的に感じたり、広さを感じることが出来ないため、なるべ…
この記事を読む外壁左官の後の樋工事や外部塗装、設備取り付けが終わると、いよいよ足場解体です。 その前に、屋根などの点検です。 基本的には屋根工事が完了した後に確認はしていますが、足場を外すと屋根に上がるのは伸縮足場がないと上げれなくなるので、その前に念のための確認です。 樋の取り付け…
この記事を読む綺麗に溝を突いた造作材ですが、これで仕上がりではありません。 しつこいかもしれませんが、最後の仕上げです。 これは敷居の角を面取り鉋で面を取っています。 面取り鉋の姿は手の動きが早くて見えませんが以前のブログでご紹介しました。 面取り鉋 そして、…
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